
フィロソフィー
「装身品において、鞄こそが最も重要なファクターである」
…私どもはこの言葉をフラッグシップモデルへのデザイン哲学として心に刻んでいます…
SUSIESVELTのフラッグシップモデルとしましては、クラシックな手縫い技法を用いた “Les petit liens” シリーズや三部作の “Trilogy” シリーズが挙げられます。

Bag: laTreille / model: @ljoliver
それらとは方向性の異なるカテゴリーとして、男女問わずご好評いただいている、“Light Away” シリーズのクリシェ、プロムナード、エルゴスムや、“シグネチャースタイル”と銘打ち先月発表させて頂いた、マルセイユ・フラップトートはより多くの方々の「日常の彩」に軸を置いたプロダクトを目指しています。
そして、ここからが本題。
世の中の理(コトワリ)として、カバンの存在意義が淑女の三種の神器に数えられることはあっても、紳士のそれに数えられることは稀と言えます。(靴、スーツ、腕時計…が筆頭で鞄は軽視されがち。しかし女性はカバンを追い求める)だからこそ、男性が持つ鞄に対する女性の目線は侮れないことを肝に銘じておきたいものです。
確かに、「男は高級腕時計さえしていればそれでOK!」と言われた30年以上前の時代もありましたが・・・やはり自分軸とバランスが大切。キラキラなハイブランドも良いですが、古今東西、奥義・真髄はメインストリームに易々と転がっていないのも事実。
「カバンは自身のカンバンとなりたる」
鞄ひとつが印象を左右し決定づけるキーポイントと捉え、私どもはコーディネートの要(カナメ)をお手伝いさせて頂きます。
<追伸>
哲学者・ショーペンハウアーは言いました「男の武器は筋力と論理であり、女の武器は装いと欺きである」と。故に女性はバッグが持つ魔力(自己を満たし、時に人を欺けるということ)を先天的に理解しているのだと私は考えます。つまり「装い」において、男性は女性に敵うはずもなく素直にその本質を学ぶべきであると感じます。